第157回日本神経学会東海北陸地方会WEB開催のご報告

 

令和2年6月20日、第157回日本神経学会東海北陸地方会をWEBで開催しました。 今回は、突然のお願いにもかかわらず、399名の会員の皆様にお申し込みをいただき、384名にご視聴いただきました。まずもって、参加いただきました先生に心より御礼を申し上げる次第です。

今回の試みは、新型コロナの影響で、毎日のように目まぐるしく社会情勢が変化する中、開催様式をどうすべきか、最善の方法は何かについて、冨本秀和支部長、幹事の先生はじめ関係の皆様と議論を重ね、例外的に口演と共催セミナーのすべてをWEB開催とすることで幹事会の承認をいただき、全評議員にご連絡した上で開催いたしました。

何分はじめてとなる神経学会地方会のWEBでの配信でしたが、地方会関係の諸先生ならびに神経学会理事長、理事の諸先生の御理解とお力添え、更には、各演者の素晴らしいビデオプレゼンテーションのお陰で、何とか終えることが出来ました。医局員一同、感謝の念で一杯でございます。

写真は、会場(私の部屋)の様子です。別の会場(医局)では、医局員が入れ替わり様々な対応をしてくれておりました。これだけのスペースで、多くの先生に配信出来てしまう事に、時代の流れを感じざるを得ませんでした。

また、学会当日は、急なお問い合わせやチャットによる質問などに対して、医局員全員で対応をしましたが、ご不便やご心配をおかけいたしました先生には、この場をお借りして深くお詫び申し上げます。

地方会が若手医師にとって貴重な登竜門となっていること、難しい症例に対する最新の知識を得る場であること、更には、昨今の状況でアカデミズムの場が極端に減っていることなどを鑑み、今回の決定にいたりましたが、準備期間も短く、色々な落ち度があったかと存じます。頂いたご意見、ご叱責などは、今回私どもが知り得たWEBの持つ可能性と限界を含めて文章でまとめ、少しでも神経学会の発展に役立つように報告してまいる所存です。

今後とも、ご指導、ご鞭撻のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。

藤田医科大学 脳神経内科 渡辺宏久拝